【初心者にもおすすめ】いちごを苗から育てる時の注意点まとめ①〜ランナーでの増やし方〜

家庭菜園
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ホームセンターで見つけたいちごの苗。栽培するのが大変かと思ったらとっても簡単!初心者やお子さんがいる方にもおすすめ!

準備するものプランターだけ!あとは毎日水やりなどしながら、いちごができるのを待てば家庭で栽培し収穫することができるんです!小さなお子さんがいる家庭にもおすすめですよ。

私は、いちごの苗をホームセンターで見つけ育て、いちごの収穫もできました!

ですが自分で育てていく中で、いくつか悩んだことがありました。具体的に上げると以下の3つです。

①いちごのランナーがたくさん出てきたけどどうしたらいいの?

いびつな形小さいいちごができてしまう…

③寒くなってきたら葉が赤くなってきた…

など、悩みは色々と出てきます。

今回のでは

いちごのランナーがたくさん出てきたけどどうしたらいいの?

についてまとめていきたいと思います!

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いちごのランナーとは?

いちごを育てていると長〜いつるのようなものが伸びてきます。これは、ほふく茎と呼ばれつるのように伸びる「茎」のことです。

なぜ伸びるのかというと、いちごは同じ場所で根を張り続けると、だんだんと育ちにくくなるそうで、少しでも離れた場所に自分の子孫を残そうとランナーを伸ばしていきます。

初めは葉の裏に隠れていてわかりづらいのですが、ある程度伸びてくると他の葉芽や花芽とは形が違うのではっきりとわかるようになってきます!

ランナーが20〜30cm伸びたころ、先端には新しい子株になるための小さな芽がついています。そしてその子株の芽が膨らみ成長していきます。

いちごのランナー
右下の赤い茎が”ほふく茎”

ランナーはその後も伸び続け親株→子株→孫株…と、どんどん先へ先へと増えていきます。

「どんどんいちごの苗が増えて嬉しい!」と思うのですが、ランナーで株を増やすには適切なタイミングや時期に手入れをしないと、いちごの実がなりにくくなったり小さくなったりと問題がでてきてしまいます。

他にも、歪な形のイチゴが出来たり、甘くなかったり…といちご自体にも問題が出てきてしまいます。

実際に実がなっているのにランナーを伸ばし続けた時の写真です…

伸びたいちごのランナー

いちごの苗を増やす適正時期はいつ?

ランナーでいちごの苗を増やす適正時期ですが、それはいちごの収穫後です。

品種や栽培地域にもよりますが、一季なりイチゴであれば5〜6月にかけて収穫できるので、増やすのはその後となります。

ちなみに栽培中もランナーは絶えず伸びていきますが、いちごの収穫が終わるまでは定期的に根元からランナーを切り落とし生育を抑え、花つきや実つきに栄養を回した方が良いです!

私は素人なのでついつい「せっかくランナーが出てきているのだから切るのはかわいそう…」と収穫している最中でもランナーを伸ばし続けてしまいましたが、やはり味が薄くなり、実も小さくなりました…やはり、栄養がいちごに行くようランナーは切ったほうが良さそうです!

いちごの収穫を終えたら、ランナーを伸ばしていきます。すると子株ができて、その子株からさらにランナーが伸びて孫株、ひ孫株、玄孫株と続いて増えていきます。

いちごの苗 増えすぎ注意!!

私の友だちもいちごを育てているのですが、どんどん増やし続け、今では「畳2畳分くらいに広がっています…」と話していました。

広い畑があれば良いのですが、私のようなマンションのベランダで栽培する方はある程度、株数を決めていくことも大切だと思います。

実際にどうやって増やしていくの?

増やし方を簡単に説明すると次のような手順になります。

①収穫し終えた親株のランナーを伸ばす。

親株から出る太いランナーを選んで伸ばしていきます。細いものもありますので、その場合は私は切って太いものだけを残しました。

②土とポットの準備をする。

ホームセンターに行くと黒いポットが売っていたので、購入し土を入れていきます。ポットの下には穴が空いているので、そのまま土を入れてしまうと土が出てきてしまいます。そのため私は台所で使用する水切りネットを切りポットの底に入れ、その上に土を入れていきました!

いちごは弱酸性を好みます。いちご専用の土も売っていたのですが、野菜用の培養土大丈夫です。

私は他にも野菜を育てているので使用していた野菜用の培養土にしました。市販の野菜培養土はすでに酸度調整がすんでいるのですぐに使えるのでとっても便利です!

土が準備できたら水をたっぷりあげ、土全体を濡らします。

③ランナーの先に子株ができたら、土をいれたポットの上に子株を置く。

子株を土の上に置くときに大切なことは、無理矢理深く埋めないことです。土に子株を深く埋めるとクラウン(イチゴの成長点となる部位)に土が入ってしまい、新芽が伸びづらくなって失敗する可能性があります。子株のおしりの部分と土が数mmほど密着していれば、そこから根が出てきます。子株を埋めるというよりは土の上に置くというイメージのが近いと思います!

④ランナーをUピンで固定する!

土の上に置いてもなかなか根付かず、子株が動いてしまうことがあります。私も土の上において1週間ほど様子を見ましたが、全く根付かず…

そんな時は、ランナーをUピンワイヤーなどで固定し水やりをして、発根を待ちます。

ピン留めしたいちごのランナー
ランナーの固定する場所

私は自宅にあるクリップをペンチで半分に切りランナーを止めました。1週間ほどで根付きましたが、安定したかどうか子株を手で触ってみてグラグラするか確認し、大丈夫であればピンを外します!

子株から発根して根が安定するまでは、土が乾き切らないよう水やりをしてくださいね。

⑤イチゴの子株の管理はどうするの?

子株がある程度成長すると、その後もランナーが伸びて孫株、ひ孫株、玄孫株と伸びていきます。あとでどの株が何番目の子株なのかわかった方が作業しやすいため、ランナーは切らずにそのまま育てていくことをおすすめします。

子株は捨てて3〜4枚葉がついた孫株・ひ孫株だけ残す

いちごはランナーでどんどんと増えていきますが、その全ての子株がいちごの苗として使えるわけではありません。1つ目の子株は親株の病気を受け継いでいる可能性が高いので、栽培用の苗としては不向きで、葉ばかり成長するとも言われているそうです。

いちごの苗として一番適しているのは、2つ目(孫株)、3つ目の子株(ひ孫株)で、葉が3〜4枚ついた苗です。4つ目の玄孫株でも3〜4枚葉がつけば、いちごの苗として使えます。

ただ、一つの親株からたくさん子株を増やすと、玄孫株以降は葉が2本しか伸びないことが多いので、生育の悪い苗は栽培用には使えないので、様子をみて判断していきましょう。

いちごのランナーはどこを切ればいい?

子株たちが育ったら、ランナーを切って株分けをします。ランナーを切る位置は、親株側のランナーを2〜3cm残して切り、さらに子株を増やそうと伸びたランナーは短く切ります。

いちごのランナーの切る位置
親株側
いちごのランナー切る位置
子株側

親株側のランナーではなく反対側に実がつくので、ランナーの切る長さを変えておくことでどちらが親株側かわかり、実つきの方向をそろえられて栽培がしやすくなります。

ランナーを切った後のいちごの苗の管理方法は?

いちごは18〜25度位が適温です。暑さが苦手なので、気温や日の当たりすぎなど注意が必要です。置き場所を工夫することが大切です。

夏場であれば、空調の効いた室内の窓際などで管理できると良いのですが、なかなか良い場所がないですよね…難しい場合は日陰で明るい場所で管理しましょう。

とても暑い時期は、水を周りにかけるだけでもまわりの温度は下がります。

ちなみに私はマンションのベランダでの栽培なので、どこに置いても日が当たってしまっていましたが、暑さに負けず元気に育っていました!やっていたこととしては、朝・夕の水やりは欠かさず行っていたのでそれもよかったのかもしれません。

秋まで管理できたら、植え付けをしていきます。

いちごのランナーが出ない?ランナーが枯れてしまう原因はなに?

「いちごを増やしたいのにランナーが出ない…」または「ランナーが枯れてしまう」

もしかしたらプランターや鉢の中で根が伸びる余地がなくなってしまったことが原因かもしれません。

このようなときは植え替えすると解決できますよ!ただし、イチゴは植え替えを嫌がるので、できるだけ根に刺激を与えないように優しく丁寧に作業しましょう。

植え替えの時、早く根付くように根鉢を崩したくなりますが、いちごの場合は根鉢は絶対に崩さずクラウンを埋めずに出して行いましょう。

まとめ

いかがでしたか?マンションのベランダでも、いちごの収穫が出来るということがおわかりいただけたでしょうか?

販売されているような立派ないちごを!となると毎日のお手入れが重要になってきます。

たくさん伸びるランナーを切るタイミングも適した時期がありますので、よく見極めて行いましょう。そうすることで、花や実に十分な栄養が行き届くことがわかりました。

見た目もとてもかわいく味もおいしいので、いちごを育てるのはおすすめです!

最後におすすめのプランターと土をご紹介します!もちろん近くのホームセンターなどで売っているものでも大丈夫ですが、運ぶのがなかなか難しいという方はオンラインで購入するのも一つの手です。

もしどれを買っていいか迷っているなら、こちらの商品がおすすめです!安くて質の良いもので有名なアイリスオーヤマ製品ですし、安心して使えると思いますよ!

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